| 病 名 |
症 状 |
治 療 法 |
| クラミジア感染症 |
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感染後1〜2週間で黄色っぽいおりものが増加します。
しかし症状が出るのは、感染者のうち5人に1人程度。
放置すると不妊や流産の原因にもなります。 |
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内服薬を約2週間服用 |
| 淋菌感染症(淋病) |
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感染後2日〜1週間で発症。膿性のおりものが主な特徴ですが、症状が出ないこともあります。放置すると不妊症の可能性が高くなります。 |
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内服薬を約2週間使用 |
| 梅 毒 |
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感染後2〜4週間で外陰部に“しこり”や“ただれ”が現れます。
その後、症状はいったん消えますが、感染後2〜3カ月程度で全身に発疹が出ることもあります。 |
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注射や内服薬を使用 |
| 性器ヘルペス |
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感染後1〜2週間で発症。性器に水疱や腫瘍ができ、痛みを伴います。
やがて潰瘍となり、排尿痛を起こすこともあります。 |
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内服薬や外用薬を
約1週間使用 |
| 尖圭コンジローム |
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感染後1〜3カ月で発症。性器に米粒大から親指大のしこりができ、徐々に数が増えます。悪化すると、痛みやかゆみを伴うことも。 |
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冷凍治療やレーザー切除を
実施のちに抗ガン剤を使用 |
| カンジダ膣炎 |
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“カッテージチーズ”のような白くポロポロしたおりものが見られ、外陰部のかゆみを伴います。完全に治療しなければ、再発の可能性もあります。 |
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内服薬や膣座薬、
軟膏などを約2週間使用 |
| トリコモナス膣炎 |
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悪臭を伴う黄色く泡だったおりものが見られ、外陰部のかゆみを伴います。カンジダ膣炎と同様、再発しやすいので完全に治療することが大切です。 |
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内服薬や膣座薬を
約2週間使用 |
| H I V |
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感染後2〜8週間で風邪に似た症状が現れることもありますが、たいていの場合は無症状。6カ月から10数年という潜伏期間を経て、エイズを発症させます。前述の様々な性感染症を患っていると、感染率も3〜4倍に高まります。 |
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抗HIV剤を使用 |
| B型肝炎 |
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感染後2〜3カ月で、黄疸や倦怠感、食欲不振などの症状が現れます。キャリアの場合、母子感染の危険性が高く、将来的に慢性肝炎を起こす可能性もあります。 |
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インターフェロンを使用 |
| C型肝炎 |
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感染後2週間〜6カ月で、倦怠感や食欲不振、腹部の不快感などの症状が現れます。自覚症状が無い場合も多く、慢性化しやすいのが特長。放置すると、肝硬変や肝ガンなどを引き起こします。 |
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インターフェロンを使用 |