●そもそも生理って何だろう?  ●基礎体温で何がわかるの?  ●おりものと病気いろいろ!  ●確実に避妊するために!
  ●さあ、! DoTest《妊娠検査薬》しましょう!   ●妊娠前のスリミングを!  ●気づいてますか?体の異変
おりものは、病気の有無やホルモンの状態、その人の年齢までも判断できる“健康のバロメーター”。自覚症状の無いものが多い女性の病気は、「早急に見つけて、早急に直す」という心がまえが何よりも大切です。
生 理 後 排 卵 期 排 卵 後 生 理 前 
生理直後は下り物もほとんどありませんが、徐々に粘り気のある半透明の下り物が分泌されます。膣内は強い酸性の状態に。 下り物の量は増え、排卵日を境に、糸を引く透明なものに変化。膣内はアルカリ性に変化し、殺菌力も弱まります。 再び粘り気がなくなり、白濁色〜クリーム色の下り物に変化します。同時に、下り物の量も減り始めます。膣内は、再び強い酸性の状態に。 下り物の量はきわめて少なくなります。時々、臭いのある下り物、茶色っぽい下り物が見うけられますが、心配はありません。
病 名 症  状 治 療 法
クラミジア感染症
感染後1〜2週間で黄色っぽいおりものが増加します。
しかし症状が出るのは、感染者のうち5人に1人程度。
放置すると不妊や流産の原因にもなります。
内服薬を約2週間服用
淋菌感染症(淋病)
感染後2日〜1週間で発症。膿性のおりものが主な特徴ですが、症状が出ないこともあります。放置すると不妊症の可能性が高くなります。
内服薬を約2週間使用
梅 毒
感染後2〜4週間で外陰部に“しこり”や“ただれ”が現れます。
その後、症状はいったん消えますが、感染後2〜3カ月程度で全身に発疹が出ることもあります。
注射や内服薬を使用
性器ヘルペス
感染後1〜2週間で発症。性器に水疱や腫瘍ができ、痛みを伴います。
やがて潰瘍となり、排尿痛を起こすこともあります。
内服薬や外用薬を
約1週間使用
尖圭コンジローム
感染後1〜3カ月で発症。性器に米粒大から親指大のしこりができ、徐々に数が増えます。悪化すると、痛みやかゆみを伴うことも。
冷凍治療やレーザー切除を
実施のちに抗ガン剤を使用
カンジダ膣炎
“カッテージチーズ”のような白くポロポロしたおりものが見られ、外陰部のかゆみを伴います。完全に治療しなければ、再発の可能性もあります。
内服薬や膣座薬、
軟膏などを約2週間使用
トリコモナス膣炎
悪臭を伴う黄色く泡だったおりものが見られ、外陰部のかゆみを伴います。カンジダ膣炎と同様、再発しやすいので完全に治療することが大切です。
内服薬や膣座薬を
約2週間使用
H I V
感染後2〜8週間で風邪に似た症状が現れることもありますが、たいていの場合は無症状。6カ月から10数年という潜伏期間を経て、エイズを発症させます。前述の様々な性感染症を患っていると、感染率も3〜4倍に高まります。
抗HIV剤を使用
B型肝炎
感染後2〜3カ月で、黄疸や倦怠感、食欲不振などの症状が現れます。キャリアの場合、母子感染の危険性が高く、将来的に慢性肝炎を起こす可能性もあります。
インターフェロンを使用
C型肝炎
感染後2週間〜6カ月で、倦怠感や食欲不振、腹部の不快感などの症状が現れます。自覚症状が無い場合も多く、慢性化しやすいのが特長。放置すると、肝硬変や肝ガンなどを引き起こします。
インターフェロンを使用
※上記は、あくまでも一つの目安に過ぎません。“おかしいな”と感じたら、産婦人科医に相談しましょう。
子宮内膜症  茶褐色のおりものや激しい生理痛、吐き気が主な特徴。症状は年々悪化していきます。
 放置すると周囲組織との癒着が起こり、不妊の原因にもなります。
子宮筋腫  激しい生理痛と茶褐色のおりものが特徴で、月経量が増えて貧血を起こします。
 また、粘膜下筋腫の場合は出血が見られ、筋腫の位置によっては子宮内への受精卵の着床を妨げることも。
 高齢になるほど、子宮ガンや卵巣ガンなどを引き起こす可能性も高くなります。
子宮頸ガン  初期段階ではほとんど無症状ですが、進行すると下腹部痛や悪臭のあるおりものなどの症状が現れ、
 SEXを繰り返すことで出血する場合もあります。30歳を過ぎたら年に一度はガン検診を受けるようにしま
 しょう。初期症状が少ないので、他の検診・検査を受ける時に併せて受診することをおすすめします。
子宮頸管炎  黄色や茶褐色のおりものが見られ、悪臭を伴います。
 悪化すると、発熱や下腹部痛を起こすことも。近年では、クラミジアによるものが急増しています。
※上記は、あくまでも一つの目安に過ぎません。“おかしいな”と感じたら、産婦人科医に相談しましょう。
おりものシートは通気性が悪く、ムレやかぶれの原因になることも。使い過ぎは、外陰炎の引き金にもなりかねません。また、抗生物質を服用すると、膣内の殺菌力が弱まり病気に感染しやすくなるケースがあります。薬にはできるだけ頼らないクセをつけましょう。 複数の人とのSEXが、感染の危険性を高めることは言うまでもありません。パートナーは一人に絞り、SEX前のシャワーや入浴も忘れずに。ところで、ビデは膣内の殺菌力までも洗い流してしまいます。膣洗浄は、ほどほどに。
●そもそも生理って何だろう?  ●基礎体温で何がわかるの?  ●確実に避妊するために!
 ●さあ、! DoTestしましょう!   ●妊娠前のスリミングを! 
産婦人科デビュー控室TOP | 2.妊娠・出産の基礎知識 | 3.産婦人科へ行こう!
4.赤ちゃんを授かるために!| 5.中絶という選択 | 6.胎教のススメ