■科学的に解明されて来た『胎教』の重要性。
  ●胎教のふしぎ   ●すてきな音楽を聴こう!   ●楽しくおしゃべりしよう!   ●キックゲームで遊ぼう!
  ●積極的に外へでかけよう!   ●一緒にお勉強しよう!   ●パパが協力できること 
お腹の赤ちゃんの実態は、まだまだ解明されていない事が多くあります。胎教の科学的な根拠も少しずつ解明され、胎教による赤ちゃんの成長は目を見張るものがあります。そんな胎教に、今日からさっそくトライしてみましょう。
 
●科学的に解明されて来た『胎教』の重要性。
●参考図書
『おなかの赤ちゃんとおしゃべりしてますか』(ごま書房)、『おなかの赤ちゃんとのおしゃべりBOOKS』(PHP研究所)
/共に森本義晴 著
人間の脳細胞の数は、約400億。そのほとんどは、胎児のあいだに完成します。しかし、実際に人間が使っているのは100億程度で、残りの300億の脳細胞は眠ったままになっています。胎教には、その脳細胞を刺激して活性化させる効果があるのです。
人間の脳には、機能の役割分担がありません。もし「物を見る」「音を聴く」といった機能が損傷を受ければ、別の脳細胞が働き出します。つまり、眠っている脳細胞をどれだけ呼び覚ますかが、個性や人格を形成するためのポイントになります。
胎教で、見たり、聞いたり、考えたりする脳細胞をどんどん刺激すると、そばにある運動機能をつかさどる脳細胞も刺激をうけて活性化します。胎教という刺激を与え続けることで、お腹の中にいるうちから赤ちゃんの脳は学習していきます。
赤ちゃんの耳の形成は、妊娠3〜4カ月頃から。まだ音はハッキリ区別できませんが、5カ月頃から音を聞き分ける能力が発達し、8カ月頃にはほぼ完成します。「お腹の赤ちゃんには外の音や声が届いている」という実験結果もあり、聞き分けるちからが付いてくる胎児期から、積極的に母国語以外の言葉や歌を聴かせるのも効果的です。

“お腹の赤ちゃんは外の景色を見ることができるのではないか”と思わせる事例が多数あります※。お母さんと赤ちゃんはへその緒でつながっているので、お母さんの感覚器を通じて電気信号のような形で映像が伝わっているのかもしれません。

■赤ちゃんがお腹にいる時、花を指さして「キレイなお花ねー」と話しかけていたが、1歳半になった頃、何も教えていないのに花を指さしてキレイというようになった。
■1歳8カ月の子がテレビを観ながら興奮し始めたので、「この映画観たことあるの?」と聞いた。すると「観た」と答えた。実は妊娠中に観ていて、胎児の動きが激しかったビデオだったことを思い出した。など